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山形県最上町月楯で、農業をしています。
畑でアスパラガスを育て、山へ行けば山菜や野草を採り、採ったものを干したり、漬けたり、発酵させたりしながら、季節のものを食べてきました。
そうして暮らしていると、食べものは、畑や山からそのまま食卓にやってくるわけではないことに気づきます。
誰かが採り、誰かが教え、誰かが保存し、誰かに分ける。
その間には、手間や時間だけでなく、許しや遠慮、贈りもの、昔から続いてきたやり方があります。
私たちは、そうした食べものの周りにある出来事を記録しています。
料理をつくり、人と食べ、話を聞き、また畑へ戻る。
その繰り返しのなかで、土地と人の関係を見つめています。
nokatachiが残したいのは、土地の名産品だけではありません。
その土地で、人がどう暮らし、何を受け取り、何を次の人へ渡してきたのか。
そうした「郷土と人の混ざりあい」を、食を通して残していきます。
